内装工事で粗利を守る原価管理術
店舗内装工事は「デザイン力」だけでは利益は残りません。材料単価、人工、工程日数、支払サイト、追加工事発生率。これらを管理できなければ粗利は簡単に崩れます。店舗の匠では、設計段階から原価構造を可視化し、工事完了時点で利益が確定している状態を作ります。
目次
粗利を決める3つの数値管理
内装工事の利益は次の式で決まります。
粗利 = 受注金額 −(材料費+外注費+人工+経費)
- 材料原価率:35〜45%
- 外注比率:30〜40%
- 現場人工:売上の10〜15%
- 目標粗利率:25〜30%
例えば800万円の案件で粗利25%を確保する場合、原価は600万円以内に抑える必要があります。設計変更や仕様追加が発生しても、このラインを死守する構造を事前に作ることが重要です。
見積段階で利益を決める積算戦略
利益は着工後ではなく、見積段階で決まります。
- 数量を細かく拾い過ぎない(誤差吸収の余白を持たせる)
- VE(バリューエンジニアリング)提案を標準化する
- 工程短縮=人工削減を設計段階で組み込む
例えばLGS+PB二重貼りを単貼り+補強に変更するだけで、平米単価は約2,000〜3,000円変動します。50㎡なら10万〜15万円の差。こうした選択肢を複数用意し、利益を確保できる仕様に誘導します。
工程管理が利益率を左右する理由
1日延びるだけで現場経費は数万円単位で増加します。
- 現場管理費:3〜5万円/日
- 仮設電気・養生費増加
- 職人再手配コスト
工程を3日短縮できれば、単純計算で10万円以上の粗利改善につながります。店舗の匠では工程表を逆算し、着工前にボトルネックを潰します。
追加工事で利益を落とさない方法
追加工事は利益を生む機会でもあります。重要なのは「原価即算出・即提示」。
材料単価表・人工単価表を事前に整備し、現場判断で見積提示できる体制を作ることで、値引き交渉を防ぎます。追加工事の粗利率は30%以上を目標に設計します。
まとめ
内装工事は感覚ではなく数値で管理する事業です。積算精度、工程短縮、VE提案。この3つを徹底することで、粗利は安定します。
店舗の匠は、利益構造から逆算した内装工事を実行します。デザインだけで終わらない、本質的な収益改善をご提案いたします。


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